キッチンの排水詰まりの応急処置を理解しよう
キッチンから生臭い臭いが取れない…というとき、生臭い元となる古い食品があるかもしれませんが、排水溝からの臭いという可能性があります。
排水溝が流れにくかったり、流れる時にぼこぼこ音がしたり…これは排水詰まりが原因です。
完全に詰まってしまうと大事になってしまうので、つまりが見られた時の応急処置を知っておきましょう。
目次
キッチンの排水詰まりの4つの応急処置
排水詰まり作業方法の基本は丁寧な掃除から
つまりが起きている時にもつまりそうな時にも、基本的に掃除から始めることが重要です。
排水溝の掃除をしっかり行う事でつまりを予防できますし、洗剤が流れていくことで軽いつまりなら解消できる可能性もあります。
キッチンのシンクはちょっと放っておくとぬめりが出てきて触るのが嫌になる部分です。
毎日掃除すればいいのですが、忙しくてなかなか毎日きれいにすることができない方も多いでしょう。
ビニール手袋などをして掃除をすればぬめりを感じることもありませんし、手荒れになることもないのでビニール手袋をしっかりはめて掃除します。
排水溝から排水トラップを外すと排水管がむき出しの状態となるのでものが落ちないように注意して下さい。
心配なら排水管部分にラップなどをまいてものが落ちないように保護してから行います。
トラップは左に回すと簡単に取れるのでごみ受けと一緒に、桶などに水と漂白剤を居れたものへつけておきましょう。
その間に排水管に洗剤をつけてしっかり洗います。
水が常に溜まっている部分なので汚れがかなりついていますが、しつこい汚れは重曹とお酢をかけるとかなり落ちるのでお試しください。
最後につけておいたトラップとごみ受けをきれいに洗い、排水管、シンクに熱湯をかけて終了です。
こうしてきれいに掃除を行ってから薬剤などを利用して作業するといいでしょう。
最後につけておいたトラップとごみ受けをきれいに洗い、排水管、シンクに熱湯をかけて終了です。
こうしてきれいに掃除を行ってから薬剤などを利用して作業するといいでしょう。
薬剤を使った排水詰まりの応急処置
排水詰まりに効果が高いクリーナーや薬品を使う応急処置方法があります。
薬品の成分で溶けにくい油汚れや野菜かすなどを除去する方法です。
クリーナーをパイプ内に入れて、しばらく時間を置いてから水を流すだけなので簡単に作業できます。
最近は家庭用でもかなり強力な掃除用品が登場しています。
排水溝の詰まりを除去してくれるクリーナーなどもあり非常に便利です。
水道業者が利用する業務用のかなり強い薬品なども売っていますので、こうしたものを利用してもいいでしょう。
業務用の薬品を利用する時には、家庭用とは違い本当に強い薬剤なので十分な注意をして行う事が大切です。
できればこうした業務用の薬品が必要な状態になる前に、家庭用の薬品などで対処できる時に処置しておく方がいいでしょう。
ラバーカップを使った応急処置
排水詰まりが起きて水が流れていかないという時、家庭にあれば非常に役立つグッズとなるのがラバーカップです。
ラバーカップはトイレなどでよく利用するつまりをとってくれるグッズで「すっぽん」とも言われています。
ラバーカップは和式・洋式の2タイプがあり、キッチンで利用できるのは和式タイプの方です。
ラバーカップを排水溝にしっかりと押し付けて一気に引き上げます。
カップ全体を覆うくらいの水の量がちょうどいい量となるので、水をためてから行うのがコツです。
水の圧力で詰まっているものが動けば上に浮き上がってきます。うまくつまりを解消できるかもしれません。
雑巾を利用した排水詰まりの応急処置
ラバーカップがない場合には雑巾を利用した方法があります。
ラバーカップ同様、水の圧力を利用した方法ですが、つまりによってはラバーカップよりも効果が高いかも?といわれている方法です。
排水溝のごみ受け、ワントラップなど全部外しておきます。
排水溝の穴の中に雑巾が下に流れていかないように、ぎゅうぎゅうに押し込んで雑巾がつかめるように端っこをシンクから出しましょう。
水が全く流れないくらいに雑巾を詰め込んでから熱い湯を注ぎます。
排水溝にお湯が流れているようなら、再度雑巾を入れ直してから行ってください。
シンクの8割くらいの高さまでお湯を入れる事が出来たら、一気に雑巾を引き抜きます。
お湯が熱いのでビニール手袋の厚いタイプを利用してやけどしないように気を付けてください。
一気に雑巾を引き抜くとお湯は一気に排水溝に吸い込まれていくため、水圧によって排水つまりが解消される可能性があります。
ポンプを利用した排水詰まりの作業方法もある
真空式のパイプクリーナーを利用して排水溝のつまりを除去する作業方法もあります。
ラバーカップのような形ですが、持ち手の部分が真空の筒のようになっていて、ハンドルを押してから一気に引くことで強い水圧で作業できるのです。
ラバーカップも水圧を利用した作業となりますが、より簡単に作業できます。
インターネットなどで販売されていますので、シンク下のパイプの形が複雑でつまりやすいご家庭なら一つ持っていると便利です。
真空式パイプクリーナーと同じようにペットボトルを利用して作業する事もできます。
ごみ受け、トラップを外して排水溝をむき出しにしてから排水管の口にペットボトルを差し込んでペットボトルを何度も押してつまりをとるという方法です。
真空式パイプクリーナーが無くても飲み終わったペットボトルならどこのご家庭にもありあそうなので利用できるでしょう。
キッチンの排水溝は定期的にメンテナンスを
キッチンの排水溝はすぐにぬめりがでますし、掃除が嫌だなと思う場所かもしれません。
日々の掃除は面倒かもしれませんが、掃除をこまめに行う事で排水溝にものがつまっている事がわかることもありますし、臭い?と感じられることもあるのです。
定期的にパイプクリーナーなどを利用して排水溝のメンテナンスを行っていれば、つまりを予防できます。
応急処置を理解しておくことも必要ですが、予防として定期的なメンテナンスを行う事も必要でしょう。
キッチンの排水詰まりは初期段階で対処する事が秘訣
完全に詰まってしまってから作業してもうまくいかない事があります。
業者を呼び専門グッズを利用する事でさっと直ることもありますが、つまりがひどいと作業も複雑になり費用もかかるのです。
排水詰まりが初期でまだ水が流れている段階で行う事で、自分で解決できる可能性が高くなります。
おかしいと思うとき、また臭いがする時にすぐ対応する事が重要です。
依頼から修理完了までの流れ
※お見積りまでは無料で対応いたします
※点検時に作業を要する場合は基本料金が発生することがあります。
その際は事前に説明を行い、ご了承頂いてから作業を行います。