キッチンの排水溝つまりの原因と3つの対処法
キッチンは毎日利用するところ、家族の口に入るものを調理する場所ですから、清潔にしておきたいものです。
水の流れが悪かったり臭いと感じるとき、キッチンの排水溝がつまっている可能性があります。
ごみなどが流れないようにしているつもりなのにつまりが起きるの?と思う方こそ、原因を理解してほしいです。
目次
キッチンの排水溝つまりの原因
キッチンの排水溝はお家の中でも、食べかすや油汚れなどつまりやすい場所です。
そんなキッチンでつまり起こす原因になるものを4つ紹介します。
この4つの原因を頭に入れて、気をつけて生活するだけでもつまりが起きる確率をかなり下げれます。
油汚れが原因
キッチンの排水溝に直接油を流しているという人は少ないと思います。
地球環境のことを考える人も多くなり、しっかりと処置されている方のほうが多いでしょう。
しかしフライパンに残った少しの油も、積もり積もると排水溝によごれとなって残ってしまうのです。
油汚れはフライパンのほかにも調理したものを乗せた食器類、お箸やスプーンなどにも付着します。
日々、食器や調理器具を洗っているうちに水と油、さらに野菜くずなどが混ざりつまりの原因となるのです。
油が排水管の中に付着し始めるとその上に重なるように油が付着し、だんだんと層を作るように増えていきます。
そうなると排水管の水の通り道が狭くなり、やがてつまってしまうという症状が起こるのです。
野菜カス、食べかすなどが原因
食材のかすは三角コーナーに捨てているし、排水溝にはごみ受けがあるので野菜カスや食べかすなどが排水管の中に流れ込むことはないと思っている人も少なくありません。
しかし、すべてのカスをごみ受けや三角コーナーでキャッチできるかというとすべてではないのです。
ねぎの小さいくずがキャッチを通り越し流れてしまったり、卵の内側のぬめりなども流れます。
食材のカスはとても小さくごみ受けでもキャッチできないことがあるのです。
こうしたごみが排水管にすこしずつたまることで排水口がつまる原因となります。
ものを落としてつまりが起こることもある
キッチンでは竹串やつまようじ、それにスプーンやフォークなども利用します。
通常、排水トラップがあるのでこうしたものは排水管に落ちることもないのですが、つまようじなどは誤って流れてしまい、つまってしまうことがあります。
キッチンのシンク内の掃除をするときには、定期的に排水トラップを取って内部を清掃しますが、この時、フォークやスプーンなどを誤って落としてしまう事故も発生しやすくなるようです。
スプーンやフォークなどを周囲に置かず掃除していても、掃除に利用している古い歯ブラシを落としてしまったり、奥のほうを清掃する細長い掃除用区具を落としてしまうこともあります。
異物が落ちてしまうとその時には水の流れがスムーズでも、異物がある分、油汚れや食材のかすなどがたまりやすくなり、つまりを起こしやすくなるのです。
ものを落とさないようにしていても洗剤で手が滑って落としてしまうこともあります。
掃除のときにも十分注意が必要です。
まれに起こるつまりの原因「青さび」
本当にまれなことですが、配水管の中に青さびが発生し錆によってつまってしまうこともあります。
排水管は銅素材が含まれているため、まれにこうした錆が原因でつまることが起こるのです。
青さびによってつまってしまった時には、クエン酸と重曹(ドラッグストアなどに売っています)を混ぜて錆付きのある部分に塗り込むと効果があります。
キッチンの排水溝つまりの3つの対処法
ここからは排水溝のつまりの対処法を紹介します。
軽度のつまりは対処法さえ知っていれば直せることは多いです。
今回は、簡単に試せる対処法を3つ紹介します。
キッチンの排水溝がつまったらまず掃除から!
ぬめりがあって気持ちが悪いので何となく敬遠しがちな排水溝の掃除ですが、つまらないようにするためにも掃除はとても重要な対処法なのです。
掃除がすんでからクリーナーなどを使って排水管の汚れを取り、水を流れやすくしましょう。
蓋を外してごみ受けを掃除しますが、この時使い古しの歯ブラシがあると便利です。
スポンジでは落としにくい汚れも歯ブラシの細かい毛先がきれいにとってくれます。
台所用洗剤を利用してこすればごみ受けの汚れはすぐに落ちますが、長い間掃除していなかった場合、カビなども付着していますので、その場合は桶に水を入れておいて台所用の漂白剤を入れてつけ置きしましょう。
ごみ受けを洗ったらトラップを外します。
トラップは左に回せばすぐに外れるので歯ブラシ、スポンジなどを利用して洗い、カビがひどい時にはごみ受けと一緒につけ置きしてから洗えばきれいに汚れを落とせます。
トラップを取ると排水管が見える状態になりますが、ここで歯ブラシを落としたり周囲にあるものを落とせば、それがつまりの原因となってしまいます。
排水管にラップをはってゴムで止めておくとものを落とさずに掃除できるでしょう。
ここで注意点です。
漂白剤を利用する時には刺激臭がありますのでマスクをしておこなうようにしましょう。
キッチンの換気扇を回す、窓を開けるなど換気に十分注意して利用することが必要です。
クリーナーを利用する対処法
排水管の中がつまっている時は、油や食材カスの汚れならパイプクリーナーなどの洗浄剤でつまりを取ることが可能です。
完全につまりきってしまうと業者の力も必要となりますが、まずはクリーナーを試してみるといいでしょう。
クリーナーは排水溝から流し込んでしばらく放置することが必要です。
ごみ受け、トラップなどをすべて外してクリーナーを排水管に入れて1時間くらい放置してから水をしばらく流します。
水を一定時間流しておくと排水管からはがれた汚れも洗い流してくれるのでつまりをきれいに除去できるでしょう。
クリーナーは気軽に購入できますので、市販されているものを利用することをお勧めします。
インターネットなどでは業務用のクリーナーが売っていて手に入れることができますが、薬剤が強いので使用には注意が必要です。
手荒れなどもおこしやすいですし、においもかなり強いので市販されている家庭用のものを利用するほうが安全です。
ネットを利用した予防を兼ねた対処法
食材カスなどの小さいごみをできる限り排水管に流さないように、ごみ受け用のネットを利用するとつまりの予防になります。
排水溝ネットはスーパーなどでも安く売っていますので購入し、ごみ受けにしっかり付けておきましょう。
臭いがする、音がするときは「3つの対処法」を活用しよう
キッチンの排水溝からにおいがする、水を流すと変な音がする。
このようなまだ水は流れるくらいの時に、掃除・クリーナーによるメンテナンスを行えば、大きなことになりません。
完全に詰まってしまうとそれを除去するのは大変ですし、汚れを放置しておくと排水管の至るところでつまりが発生し、業者を呼ぶことになります。
費用も掛かりますし業者が来るときに家にいる必要があるので仕事を持っている人にとって支障をきたすことも多いでしょう。
被害が大きくならないうちに初期段階で対処することが必要です。
キッチンの排水溝がつまる原因を作らないためにも、日々の掃除をしっかり行うことと、定期的にパイプクリーナーなどを利用し、油汚れや食材カスなどを洗い流すことが予防となります。
市販されているクリーナーで2週に1度くらい利用し、排水管の中を綺麗にしましょう。
排水管が完全につまってしまってから対処しようと思っても対処できないこともあります。
業者を呼べば費用が掛かりますので、掃除とメンテナンスをしっかり行い予防しましょう。
「3つの対処法」で改善されなければ水道屋の達人へ連絡を
ここまで紹介してきた「つまりの予防、対処法」を試しても改善されない場合は水道修理業者に依頼する必要があります。
弊社、水道屋の達人であれば
24時間365日の即日対応で「出張費、お見積りまで無料」で対応致します。
いつでもご連絡下さい。
依頼から修理完了までの流れ
※お見積りまでは無料で対応いたします
※点検時に作業を要する場合は基本料金が発生することがあります。
その際は事前に説明を行い、ご了承頂いてから作業を行います。